家族の基本がここにある?!

お父さんは会社でモーレツに働き、お母さんは家で家事や育児にいそしむ。昭和の高度経済成長期にある日本の一般的な家族形態だ。

だいたい「モーレツ」という言葉がもう昭和感満載ですけどね(笑)

しかし30代の既婚女性の就業率がで2011年には72%以上になり、36年前の1975年から30%以上も上がっていて、既婚しても、あるいは出産後も女性が社会に出て働くことは、ごく一般的になってきた。

ただ一方で男性の育児参加や少子高齢化問題も出てきて昨今は「働き方改革」が叫ばれている。

「働き方」といえばミツバチ界も独特の社会だ。巣にむらがる蜂を見ているだけだと、集団でせっせと集めてきた蜜を巣に満たしているように感じるが、あの小さな社会には、女王蜂1匹を中心とした数万匹のミツバチで構成されている。

そしてそのほとんどが働き蜂ですべてメスだ。
女性は働きものだ。あ、でも一応男性の名誉のために・・・数百匹の雄バチもいる、はい。
そして、この女王蜂、どこかのブラック企業のように部下へ指示・命令ばかりする上司ではない。

1日に2000個もの卵を産み続け、一生を卵を産み続けることに費やすのだ。
働き蜂にローヤルゼリーだけをもらい、4年から5年行き続ける。働き蜂の寿命がおよそ1ヶ月なので十分長生きなのだが、一家の大黒柱として、一社の長として子孫を守り続けるのである。

しかし卵を産まなくなるなど、群の存続に貢献しないと判断されると、なんと働き蜂によって命を奪われ、新しい女王が育てられるというのだ。
誰からも必要とされなくなってしまったと認めざるを得ない女王蜂の気持ちはいかばかりか・・・。

女王ではないが、同じメスとして女王蜂の気持ちに寄り添えない自分にもどかしささえ感じてしまう。
「女王蜂、あんたはよくやったよ。」だた、まれに古い女王蜂が殺されずに、新しい女王蜂と共存していることもあるそうで、こんな風に産んでくれた母を慈しむ気持ちが蜂にもあるのだ。

ところで前述したように働きバチはすべてメス。実は卵の状態では女王蜂も働き蜂も全く同じなのだ。
その違いは幼虫の頃に決まってしまう。幼虫になって3日目まではどちらもローヤルゼリーを与えられるが、4日目以降からは働き蜂には、はちみつと花粉が、女王蜂として育てられるたった1匹の幼虫には、その後もローヤルゼリーが与えられ、女王蜂としての大きな体と長い寿命が与えられるのだ。

その後女王蜂はせっせと卵を産み、働き蜂は群の繁栄のため掃除、育児、巣作り、貯蓄、門番など体の変化や経験によって仕事内容を変化させていき、最後の仕事が、蜜や花粉を集めに外に働きに行くという。
もう、頭が下がる思いだ。働き蜂に足元を向けて寝るなんてできないほどの働きっぷりである。

で、群の中で数百匹いるという雄蜂は?
おい、こらーっ!メスがこんなにも身を粉にしながら一生を子孫繁栄のために、せっせと働いているっていうのにオスは何をしとるのか!けしからん!
と女性の声が聞こえてきそうだが、実は雄の蜂の仕事は女王蜂と交尾をすることだけ。。。

普段は巣の中ではちみつを食べてぶらぶらしているのだ。しかも交尾に失敗した雄蜂は、相変わらずはちみつ三昧のお気楽生活を満喫しているので、メスの働き蜂から「この役立たず!!」と言わんばかりに越冬前に巣から追い出されるという。
まさに働かざるもの食うべからず。自業自得。

本能のまま生きていてはダメなのだ。少なくともミツバチの世界では。
あぁ、、、世の男性がこのコラムを読んだとしたら一気に血の気が引くだろうなぁ。

 

ミツバチ社会は、働き者のメスがしっかりしている完全な女社会なのね。
と、シベールから出た季節商品「レモンラスク~はちみつ風味~」を食べて女性であることの誇りを感じてしまう。
個包装を開けるとふんわりと広がる蜂蜜の香り。サクッと一口食べればそこにレモンのさわやかな味に、命をかけて作った自然の産物にありがたみを感じる。

ミツバチ社会を、そっくり現代の人間社会にあてはめてしまうのは時代錯誤も甚だしいが、そこから学ぶべきこともたくさんありそうだ。

ミツバチさん、ありがとう。

我が家の男性にもしっかりと伝えておきます(笑)