「山形」が世界に!

先日、子どもに「山形の名産品って何があるの?」と聞かれた。「そりゃ、いっぱいあるでしょ!

「今だったらさくらんぼ、あとはお肉も美味しいよね。芋煮も名産かな?おいしい水、おいしい空気、全市町村にある温泉に、お酒も美味しいよね~。」子どもに話す隙を与えないほど矢継ぎ早にいろいろ言ったら、子どもは完全にあっけにとられていたが(笑)

改めて、山形って名産品・特産品と言われるものがたくさんある。しかし地域の「名産品・特産品」として売り出すだけはなく、そこに付加価値を付けて地域のブランドとして世界を見据えた発信がされている。

「地理的表示保護制度」=「GI」という言葉を聞いたことがあるだろうか。
品質や社会的評価といった特性が産地と深く結びついている「地域ブランド産品」の品質を評価し、その産品の「地理的表示」を保護するのがGIだ。

つまり、GIの表示があるというのは、「確かにその地域で作られていて、しかも品質も一定の基準を満たしたものですよ」という証だ。

このたび、山形の3つの品目がGIに登録された。どこに出しても恥ずかしくない、安心・安全で確かなものというお墨付きをもらい、「山形ブランド」として世界に飛躍する
大きなきっかけになっている。

そのひとつが清酒「山形」。山形は酒造りに適した気候風土や水に恵まれていることに加え、酒造業界と行政が一体となって醸造技術のレベルアップに努めてきた。

今回は原料の米、こうじは国内産米であること。山形県内で採水した水のみを使っていること。原料に糖類などを使用しないこと。そして山形県内で醸造・貯蔵・容器詰めしたもの。といった条件を満たしたものが保護対象となる。
やわらかく透明感のある山形の酒質は国内外で高く評価されている。

ふたつめが日本三大和牛の一つと称される「米沢牛」。生産地が置賜地域内で出荷時の月齢が生後32ヶ月以上、協会が定めた肉質等級3等級以上、黒毛和種の未経産雌牛のものが対象だ。

わたしもめったに口にする機会がないが、やはり食べると格別だ。やわらかさはもちろんだが、脂身も甘みがあり食べていてしつこくない。口の中の温度でゆっくりと溶けていく感食が至福の時間だ。

米沢牛のおいしさは明治時代から広く知られ、地元では特におもてなしの料理として大切にされてきたものだ。
ホンモノの味が日本の代表する銘柄牛として期待したい。

そして3つ目が「東根さくらんぼ」。まさに今旬を迎えている私の地元でもある東根のさくらんぼがGIの登録を受けた。

私の祖父も以前はさくらんぼを生産していて、幼い頃よく手伝いをしていたが、木にたわわに実るさくらんぼはひとつひとつ手作業で収穫している。
雨に弱く実が割れてしまうデリケートな果物でもあるため、品質を保つ難しさがある。

東根市は気象条件や地形がさくらんぼの栽培に適しており、さくらんぼの主力品種「佐藤錦」が生まれた地域でもある。

その東根市および隣接市町の一部で栽培された「佐藤錦」「紅秀峰」で等級が「秀」以上、サイズもLサイズ以上のものにGIが使用される。
実は青果物でのGI取得は難しいと言われている中でのブランド化は「東根といえばさくらんぼ」というイメージ戦略を一層強いものにしていくに違いないだろう。

 

シベールで期間限定で販売されている「さくらんぼラスク」は山形のさくらんぼを使ったほんのりピンクのラスクだ。
さくらんぼのふんわりとした香りがあり、サクッと口にするとさわやかな酸味と甘さにキュンとしてしまう。
美味しいものをこんなにも身近に味わえる環境にあることがとても幸せなのかもしれない。