81の「名瀑」、一服の涼を山形で。

7月23日、今日は二十四節気のひとつ「大暑」。暑さが一番厳しくなる頃とされ、梅雨明けとも重なる時季ではあるが、今日の山形は朝から雨。梅雨明けはもう少し先になりそうだ。

 

東北の短い夏の楽しみ方はたくさんあるが、今年は山形の「滝」に触れてみてはいかがだろうか。

三方を山で囲まれた山形県は、奥羽山脈、朝日連峰をはじめとする森林が県土の72%も占める、文字通り山の県だ。
蔵王・月山・鳥海・吾妻・飯豊・朝日と日本百名山に6座も名を連ね、ブナ天然林の広さは15万haにも及ぶという。

豊かな自然はまさに「やまがたの旅」の魅力のひとつだろう。

冬に積もった雪は、山々に蓄えられ、川となって流れ出し、県土を潤す。やがてそれは、渓谷と数多くの滝を生み、春夏秋冬の鮮やかな四季の移り変わりとともにいっそう美しいものを見せてくれる。

全国には5メートル以上の滝が約2500あるといわれているが、山形県内にはその1割りに近い230もの滝がある、滝の数日本一の滝王国なのだ。

言われてみれば、県内を車で走っていても「滝」を見る機会は多いし、「滝」の案内板を目にすることも多い。
しかしそれが日本一の数だったというは最近知った山形の新たな魅力である。

ひと口に滝といってもその姿は一つとして同じものはない。大きな落差を流れ落ちる水、静寂の中に響く水音、水しぶき。周囲の景観と相まって、訪れるたびに違う表現を見せてくれる。

そして滝の形もさまざまで「直瀑」「段瀑」「分岐瀑」「渓流瀑」「滑瀑」の6つに分類されるという。
それぞれの詳細はここでは割愛させていただくが、実に個性的な滝が身近にあるということなのだ。

私たちの大地を潤してくれるということはもちろん、圧倒的な存在感の滝は、様々なかたちで人々と深い関わりを持ってきた。

滝の水から発生するマイナスイオンと緑豊かな澄んだ空気は、多くの人たちの癒しの場になっているのはもちろん、修行の場だったりパワースポットとしても親しまれている。
山肌から湧き水が流れ出しているような滝には、名水を求める人の姿もよく見受けられる。

私が実際に訪れたことのある滝をいくつか紹介させてほしい。

一つは山形と仙台を結ぶ国道48号線沿いにある「関山大滝」。関山トンネル近くのドライブイン裏にある気軽に楽しめる優麗な滝だ。形をいうと「直瀑」。

滝口から滝つぼまで垂直に一気に落下する滝のことだが、高さは10mほどなのでそれほど高くはない。
ただし幅が15mもあり、ゴツゴツと大きな岩があるのでパノラマ的にその豪快な流れを楽しむことが出来る。

もう一つ、県北新庄市から酒田へ向かう国道47号線沿いにあるドライブインから対岸に眺めることができる、日本の滝百選の名瀑「白糸の滝」。
最上川沿いに標高300~500mの山地が急斜面を形成する最上峡にある「段瀑」という種類の滝。

二段、三段と階層を作りながら山肌を縫うように流れる滝の長さは30mほどで、赤鳥居がある滝下までの一筋の流れは最上川渓谷の絶景だ。最上川に落ちる水が「白糸」のようであるからこの名前がつけられた。秋になれば紅葉・冬は雪景色と季節を通してその表情が変わるので、一度見てほしい山形を代表する滝の一つだ。

 

81もある山形の「名瀑」。
シベールのラスクもまた、月山が源流となる美味しい水を使ってラスク用のパンを丹精込めて焼いている。
水は私たちの生活そのものであり、大いなる恵を与えてくれる。

これからの季節、滝めぐりはもちろん、温泉などの他の観光地と組み合わせても面白いやまがたの旅ができそうだ。

もちろん旅のお土産はシベールのラスクで決まり!