紫陽花のドライフラワーとひまわり

森に囲まれた里山ソムリエな日々
里山でラスクを頂きながらあんなこと、こんなことおしゃべりする、そんな時間が届きますように。

紫陽花のドライフラワーとラスク

 

 夏にいただいた紫陽花アナベル、自然な形でペイルグリーンのドライフラワーになりました。紫陽花は、花の盛りを過ぎた夏に摘むと、案外簡単にドライフラワーになります。夏を過ぎた今頃は、道端で茎についたままドライフラワーになっている紫陽花を見かけますが、今年は強い雨が続いたせいか、美しいままに残っているものが少ないようです。

 貴重なアナベルのドライフラワーと小さなリンゴでキャンドルのアレンジメントを作り、カウンターに並べて見ました。ドライフラワーのアレンジメントはこれから秋に向かう食卓をシックな装いにしてくれます。

 紫陽花のブーケやドライフラワーを作ると、学生の頃、フラワーアレンジメントを六本木のフラワースクールで一緒に習っていた友人たちを思い出します。
当時、お花のレッスンに通うクラスメートは、仕事帰りの社会人ばかりでした。
学生の私は、仕事をしながら夜にお稽古ごとをする女性の先輩たちにたくさんの刺激を受けました。

 その友人の一人が、日本での仕事を辞めパリで修行を始めた頃、パリへのフライトが入ると彼女に会いに行きました。
その後彼女はパリの花屋さんで働き夢を叶えました。重労働なパリの花屋さん、それでも花が好きな彼女は小さな体で大きなアレンジメントの大作を夜遅くまで作っていました。

 ある時、パリのビストロでその友人と待ち合わせをすると、彼女は紫陽花のブーケを持って会いに来てくれました。そして、その横には素敵なフランス人の恋人が立っていました。

 久しぶりに、山形のラスクを持ってパリに会いに行こうかと、紫陽花のアレンジを前に思い出しました。

夏の終わりのひまわり J. Kikuchi

 

 近所の農家さんから、今年最後のひまわりが届きました。山形では、牧草地や畑でひまわりが咲いている風景をよく見かけます。
サンリッチシリーズやバンセントシリーズなどアレンジメントやブーケに使いやすい小ぶりの品種が人気です。最近では、チョコレートカラーの小ぶりのひまわりも増えました。

 ひまわりは、漢字の「向日葵」や「日回り」の通り、太陽を追いかけるように花の向きを変えて行きますが、夜になると東向きにリセットされます。
そして満開になると、ずっと東を向いているので、満開のひまわり畑では、花たちがみんな自分を見つめているように感じるのでしょう。

 ところで、ひまわりの種を食べるのはリスや小さな動物たちというイメージがありませんか。ひまわりの種のシマシマの皮を剥がして煎って食べると、とても美味しいおつまみになります。

 デンマークの食卓に登場するライ麦パンには、ひまわりの種が入っているものがあります。ひまわりの種は栄養価が高く、そこに含まれるリノール酸には、コレステロールを下げる効果があります。
主食のパンが少しでも健康につながるように小麦の他にもいろんなものが入っているのです。

 デンマークに暮らした時、スーパーマーケットに入っているパン屋さんでお手伝いをさせてもらったことがあります。
主食にするライ麦パンを作る時、茹でたジャガイモや柔らかく炊いたご飯が混ぜ込まれていることを知り、とても驚きました。

 デンマークの人は、ご飯を食べている長寿な日本人はとても健康的だと思っているので、ご飯が入っていることには大賛成のようでした。

 ラスクを頂きながら、旅をするようにご一緒におしゃべりしませんか。